緑の募金では、「ファミリーマート夢の掛け橋募金」並びに(株)ファミリーマートの募金寄付により都道府県緑化推進委員会推薦事業として「子どもたちの未来の森づくり事業」を実施しています。
子どもたちの未来の森づくり事業とは
近年、青少年の環境教育や心身の健康づくりの場としても注目されている森林。
その森林を活用し、未来の子どもたちに豊かな国土を引き継ぐことを目的に、「子どもたちの未来の森づくり事業」を 2018 年度から実施しています。
2021 年度は、全国 30 都道府県において 48 事業を実施しました。
子どもたちの未来の森づくり事業が目指すもの
- 小・中学生の「森の学び」(森林環境教育)のフィールドづくりと教育・体験活動等を行う事業、または未来に引き継ぐ地域の象徴的な森林づくりを行う。
- NPO、自治会、森林ボランテイア団体、自然学校等の組織が、単独又は地方自治体、小・中学校等と連携して、 企画・実施する。
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事業実施までの流れ
「子どもたちの未来の森づくり事業」は、各都道府県の緑化推進委員会より推薦された事業を選考し、助成案件を決定しています。
年度別実施状況
2018年度 実施件数は、28都道府県にて46事業
2019年度 実施件数は、33都道府県にて59事業
2020年度 実施件数は、29都道府県にて54事業
2021年度 実施件数は、30都道府県にて48事業
参加者の声
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北海道・
東北地方 -
にちようびの森〜森で育つ子どもたち
(認特)子どもと文化のひろばぷれいおん・とかち【北海道帯広市】
誰もが気軽に集える森のコミュティーセンターをめざし、活動を通じて森づくりへの関心を喚起し、担い手育成を行うため、①あそびの森のあしあとづくり;木こり体験や森の手入れ、薪割り、フィールド内の地図づくりや自然観察など。②森のこどもらんど;緊急事態宣言のため中止。③野外の子どもの活動に特化したリスクマネージメント研修会。④子どもの自然体験のノウハウや、森の活動を楽しむヒントを得るための研修会。⑤自然に興味関心を抱くきっかけとして、森の写真絵本づくりワークショップを行いました。
小学1年
「木を切る、皮をむくところが楽しかった。宝さがしゲームも楽しかった。」
父親
「回数を重ねるごとに子どもたちが自分たちでどんどん遊び方を見つけている。」
- 関東地方
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親子でとりくむ「森のがっこう」拠点づくり
子育て支援ステーション ニッセ【千葉県千葉市】
都市部における持続可能な森づくりとそれを支える人づくりのために、誰もが参加できる「森のがっこう」を構築するため、①森の調査…森の中にはどんな動・植物が在るのか調べる、②森をまもる…下刈、枝打ち、ツル切り、残材を薪にする、植栽した苗木を守る、土壌改良やエアレーションを施す、枝葉は可能な限り粉砕してチップにする、③森を彩る…小鳥の巣箱をかける、虫の棲み処を作る、ビオトープをつくって森のいきもの観察をする、④森を楽しむ…間伐材を製材して巣箱やおもちゃを製作、丸太を使っていすづくり、薪をつくり燃料にしてクッキング、森の恵みでクラフトづくりを行いました。
保護者
「自分たちで植えた樹が森へ行くたびに成長している様子をみることができ、うれしい。」
小5女子
「森を元気にするために、下刈は続けていかなくてはいけないと思う。」
- 中部地方
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「森の教室」どんぐり山づくり
愛知県豊田市明和自治区【愛知県豊田市】
「森の教室」で保育園児が植えたどんぐりの苗木でどんぐり山をつくり、将来、学習の場、遊びの場、地域の交流の場となるようにすること。主な活動は以下のとおり。①どんぐり山を作るための準備(草刈り、階段設置、樹名板の作成と設置、標柱の設置、看板パネルの更新)、②どんぐり山の樹木を獣類から守るためのネットの設置、③子どもたち、保護者、地域の方、事業団体者による記念式典、④どんぐり山の維持管理などを行いました。
6年生
「数年後にここでどんぐりの実を拾うことを今からわくわくしている。」
40代保護者
「コロナ禍で大変だろうが、このような企画によって良い経験ができた。」
校長
「子どもたちが植えた木が大きく育ってほしい。」
- 近畿地方
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「生駒市西畑町の棚田・里山の再生と創造
いこま棚田クラブ【奈良県生駒市】
棚田・里山の多面的機能を守るとともに、未来を担う子どもたちの自然教育の場を構築するため、①休耕棚田の景観整備(草刈・花の道)、②里山林の整備(除伐、枯れ損木処理)、③休耕棚田に果樹園や山野草を植える、④里山林に植樹、⑤山のようちえんの野外教室の場を提供、⑥小学生対象の棚田・里山体験会の開催などを行いました。
小学生
「山のブランコが面白い。」
「川遊びが1番楽しかった。」
「ここ1か所でいろいろ楽しいことができる。」
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中国・
四国地方 -
子ども達に託せる美しい里山づくり
こうち森林救援隊【高知県高知市】
都市公園である春野総合運動公園の未整備自然林(0.5ha)の竹木類の除伐採を実施するとともに、伐採後の林内には鑑賞木であるサクラやモミジの苗木を植樹し、子ども達に託せる美しい里山づくりの礎を築きました。
また、森を守ることの大切さも実感してもらうため、地域住民や子ども達にも参加してもらい、令和3年2月に植樹祭を行いました。
地元住民
「「自分たちもその一助になれば…」との想いで子ども達とともに参加させていただいたが、子ども達が成長していく過程の中で自然を大切にしていく思いが芽生えていってくれたらと願っている。植樹だけでなく木工クラフトもセットされているなどすばらしい取り組みであり、これからも継続していただければありがたいし応援していきたい。」
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九州・
沖縄地方 -
子どもとミツバチの森づくり活動
(特非)森と木の研究所【鹿児島県南九州市】
養蜂に適したミツバチの森づくりとともに、子どもたちが森林内で遊び、学ぶことのできる森林体験学習の森林を整備するため、荒廃森林の地拵えを行い、地域の子どもたちと養蜂協会の会員が、養蜂に適した蜜源樹の植栽、林内の歩道整備と間伐材を使用したツリーデッキの整備を行いました。
養蜂協会員
「蜜源樹の植樹活動を地拵えからすべての面で進めていただき感謝している。」
児童クラブ児童
「森の中で遊ぶのはすごく楽しい。来年もぜひ参加したい。」