sdgs7.エネルギーをみんなに そしてクリーンに sdgs8.働きがいも 経済成長も sdgs11.住み続けられるまちづくりを sdgs13.気候変動に具体的な対策を
プロジェクトNo. sdgs-R6-01
メッセージ
木質バイオマス発電燃料を地産地消に
気候変動対策として、脱炭素は喫緊の課題です。豊かな森林資源を擁する日本において、木質バイオマス発電は効果的な再生可能エネルギーですが、燃料の確保に苦労しているのが現状です。燃料を地産できれば、輸送時のCO2消費を減らすことができ、域内の循環経済の実現、雇用創出による地域活性にもつながります。
私たちは、早生樹「ハルシベヤナギ」に、「木質バイオマス発電燃料の地産地消」をかなえる可能性を見出しました。ハルシベヤナギは、一般社団法人北海道農畜産再生協会がヤナギに竹茎を挿木して開発した新樹木です。
ハルシベヤナギには、
- 生育が早く短期間で伐採が可能。
- 竹の繊維質(維管束鞘)により、靭性強度に優れる。
- 荒廃農地、海岸線、河川湿地帯にも適応する。
- 加工しやすい。
という特徴があります。
ハルシベヤナギの生長や特性をより深く調べ、2050年カーボンニュートラルに向けて木質バイオマス発電による脱炭素推進・普及を図るため、私たちは 幅広い方々とともに ハルシベヤナギの植栽と育成実証実験を行います。また、その調査結果を活用し、さらなる地球温暖化対策貢献を目指します。
ハルシベヤナギ2年生木(三重県内)
活動場所
宮城県加美郡加美町谷地森字上野山
プロジェクト概要
目的
- 早生樹「ハルシベヤナギ」における、木質バイオマス発電燃料としての適性を検証。
内容
- 宮城県加美郡加美町の耕作放棄地等(約2,000㎡)へ早生樹「ハルシベヤナギ」426本を植栽します。
- 募金者や一般市民に参加を呼びかけて植樹祭や育樹祭を開催し、植え付けや生長過程における下刈りなどの作業を共に行なうことで、脱炭素の普及啓発活動につなげます。
募金の用途
お寄せいただいた募金は、全て、ハルシベヤナギの苗の購入に使用させていただきます。
SDGs達成への貢献内容
目標7【再生可能エネルギー】
再生可能エネルギーの一つとしてバイオマス発電が注目を浴びていますが、燃料の確保が課題となっています。早生樹を増やすことにより安定した燃料確保が実現し、課題解決につながります。
目標8【適切な良い仕事と経済成長】
早生樹の育成により林業経営の健全化を図り、誇りを持って取り組める仕事になることで、過疎が懸念される地方都市に雇用を創出します。
目標11【持続可能なまちと地域社会】
早生樹の事業化が軌道に乗ることで、生業がある地方都市を増やすことができます。水源涵養機能や国土保全機能を有する地域が活性化することで、持続可能な地域社会の形成に寄与します。
目標13【気候変動への対策】
樹木は光合成により空気中の二酸化炭素を吸収し酸素を排出しますが、この生命活動によって大気中の二酸化炭素量を減らすことができます。これによって、温室効果ガスを削減することができ、地球温暖化の進行を抑え気候変動対策になります。
現地での活動への参加希望があった場合の対応
このプロジェクトでは、現地で一緒に植栽や下刈りなどに取り組んでくれる方々を熱烈歓迎します。ボランティア募集は、応募団体である一般社団法人脱炭素推進協議会のWebサイト(http://www.ades.or.jp)で募集しますので、ぜひご応募ください。
事業開始後の定期報告の予定
Webサイトにて、このプロジェクトの進捗を定期的にご報告いたします。
募金目標額
750,000円
応募団体紹介
団体名称
一般社団法人脱炭素推進協議会(ADeS)
活動目的
地球温暖化のリスクを回避し、循環経済を推進することによって、持続可能な未来を実現するために、2023年8月に設立しました。
①地球温暖化対策として脱炭素化活動の普及、および②早生樹を利用した木質バイオマス循環システムの構築など、二酸化炭素削減に貢献することを目的とします。