森林整備

皆様から寄せられた「緑の募金」は森林整備として以下のような活動に活用させていただいております。

植樹活動

私たちは森林整備の一環として「植樹」を行っています。
なぜ、植樹をおこなうのか・・・それは、地球上の森林の面積が減少の一途にあるからです。

世界の森林面積の変化率(地域別)

グラフ:世界の森林面積の変化率

出典:Global Forest Resources Assessment2010(FAO)を元に作成

1990-2000年 2000-2010年

森林の役割とは

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森林は、地球温暖化の原因である二酸化炭素の吸収や 人間が生きていくうえで必要な酸素の排出等、私たち 人間が生きていくうえで、とても重要な役割を果たし てくれています。
また、二酸化炭素を吸収した際、炭素を内部に蓄える ことから、温室効果ガスの吸収源としても重要な機能 を有しており、地球温暖化の抑制に役立つと言われて います。

森林がなくなると・・・

そんな森林が減少している。
これは私たち人間たちだけではなく、地球上の生物すべてにとって、とても大きな問題です。
森林の減少は、二酸化炭素の増加や、近年問題になっている黄砂の発生を引き起こす一因になっています。
また、森林が失われ、荒涼とした土地が増加すると乾燥地帯での砂漠化や土砂災害、土砂の流出による水質汚 染などが起こり、生態系が大きく崩れてしまうことに繋がりかねないのです。

写真:砂漠化
砂漠化が進む地域
写真:土砂災害
土砂災害による河川の被害

森林は私たちの住む地球を守ってくれている大切なものです。
人間だけでなく、地球上の生物が健康で安全な生活をつづけるために、世界規模での植樹の推進が必要だと私 たちは考えています。

間伐活動

私たちは、「植樹」と共に森林整備として「間伐」も行っています。

間伐とは

写真:間伐

そもそも「間伐」とは何なのか、簡単に言うと木の間 引き作業です。
人工的に作られた森林では、成長に伴い木々同士の間 隔が狭くなってしまいます。
放っておくと日光や栄養 が十分に行き渡らなくなってしまうため、木々の一部 を伐る作業が必要になります。 その作業が「間伐」といい、その際に伐採された木材 を「間伐材」といいます。

なぜ間伐を行うのか

では、なぜ「間伐」を行うのか・・・木に栄養を行き渡らせるためというのはもちろんですが、実はこの「間 伐」も私たちが安全に生活するためには重要な作業になるのです。

「間伐」を行うことにより、木々1本1本に日光や養分が行き渡るようになり、健全な木を育てることができま す。
また、間伐後は地表にも十分な日光が当たるため、周辺の草花が育ち、過度の雨や風から地表の土を守って くれます。枯れた草花は肥料となり、豊富な土壌の保全にも役立ちます。

イラスト:間伐前

隣同士の枝葉が重なり合い、お互いの成長を阻害してしまう。林の中には光が当たらず、暗い森になってしまう。

間伐すると間伐すると

イラスト:間伐後

隣と重なることなく枝葉を広げることができるため、健全な木に育つ。林の中にも光がとおり、明るい林になる。

では、間伐を行わないと・・・

写真:間伐を行わないと・・・

反対に「間伐」を行わないと、木々に十分な日光や栄 養が行き渡らず、ひ弱な木に育っていしまいます。
また、地表に日光が当たらない為、周りの草花は育た ず、地表の土がむき出しになってしまいます。むき出 しになった土は雨風の影響を直接受けてしまうため、 木の根を力強く張らす力や水を貯える力を失い、洪水 や土砂災害、倒木などの災害を引き起こす原因となっ てしまうのです。

「地球温暖化の為に、環境保全の為に」と植樹するだけでは、逆に環境を悪化させてしまうことにもなりかね ないのです。間伐を行いしっかりと整備することで、初めて環境保全のための行動となります。

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