もりのくに・にっぽん運動
日本人は古くから、森や海、川の自然を守り、育て、その恵みを得ながら、生き続けてきました。そこには、人々の優れた知恵や技があり、同時に、その営みが自然の豊かさを育んできました。
先人たちから受け継いだ知恵や技を改めて見出し、次世代に継承することを通じて、人と自然が共存する新たな価値観とライフスタイルを提唱し、持続可能な社会づくりに貢献することを目的に、国土緑化推進機構では、株式会社ファミリーマートの募金協力および企業寄付により、以下の事業を行っていました。
主な事業
森や海・川の名人の選定
森、川、海の自然を守り育て、その恵みを暮らしに活か すための優れた知恵や技を受け継ぐ人を「森の名手・ 名人」「海・川の名人」(平成30年度終了)として選定します。
「聞き書き甲子園」の実施
全国の高校生が、森や海・川の「名手・名人」を訪ね、 1対1の対話を通して、その知恵や技、生き方を「聞き 書き」し、記録します。私たちの暮らしの基盤にある自 然や文化を見つめ直し、次代を担う若者たちを育成する とともに、その成果を広く社会に発信します。
森と人、人と人、世代と世代をつなぐ「地域づくり」活動の推進
「森づくり」や「人づくり」の活動等を通して、異なる 世代をつなぎ、新たなコミュニティ再生に寄与する「地 域づくり」活動を推進します。
国内外への普及・啓発活動の展開
「名手・名人」の知恵や技を広く社会に発信するとともに、人と自然が共存する新たな価値観とライフスタイルを 提唱し、持続可能な「社会づくり」に貢献します。
森の名手・名人の選定
(公社)国土緑化推進機構では、「もりのくに・にっぽん運動」のリーディングプロジェクトとして、平成14年度 から「森づくり」「森の恵み」「加工」「森の伝承・文化」の4部門から、すぐれた技を極め、他の模範となってい る達人を「森の名手・名人」として選定しました。(現在は終了しています。平成31年3月現在、1,404名)
森の名手・名人は、技術の伝承や森林と人との関わりのPR、提言など多方面で活動するとともに、「聞き書き甲子 園」(農林水産省、文部科学省、環境省、(認特)共存の森ネットワーク、(公社)国土緑化推進機構で構成された実行委員会主催)の取組において、高校生の聞き書き 活動に対する協力を行っています。
詳細、開催プログラム等は…
「名手・名人」の知恵や技を広く社会に発信するとともに、人と自然が共存する新たな価値観とライフスタイルを提唱し、持続可能な「社会づくり」に貢献します。