ドキュメント・オブ “10000の瞳”プロジェクト
2012年5月12日 栄ミナミ音楽祭 ’12
当日は上田正樹さんとともに名古屋入りしました。
目ざす栄ミナミ・エリアに近づくと、街中のさまざまな所でライブパフォーマンスが繰り広げられ、皆さん音楽を楽しんでおられます。
栄は、名古屋市を代表する商業エリアであり、この一帯が、栄ミナミ音楽祭’12が行われる5月12?13日の2日間、“音楽解放区”に変貌している様子。
まず、私たちが向かったのは名古屋コミュニケーションアート専門学校 ( NCA ) http://www.nca.ac.jp/ 。
NCAは、10000の瞳プロジェクト発足時、その趣旨に賛同され、CD「今ある気持ち」の子供たちの合唱レコーディングを全面ボランティア協力、CD募金活動も続けていただいている学校です。
今回の音楽祭で、NCAの学生さんたち14名が「今ある気持ち」のバックコーラスで参加していただくことになり、直前のリハーサルが行われました。
彼らも10000の瞳です。
そして、いよいよ本番。
“ガンバロウ!東北・関東 助け合おう!日本”を掲げる栄ミナミ音楽祭’12の初日、メイン会場(矢場公園)のトリを上田さんが務めます。
夕暮れ迫る中、立ち見も多くみられる千数百人のオーディエンスを前に、上田さん、Yoshie.N(ヴォーカル)さん、米重優哉(ヴォーカル)さん、堺敦生(ピアノ)さんの4人によるステージが始まり、11時からコンサートが行われているこの会場のボルテージもいっきに高まっていきました。
40分を超えるライブのフィナーレは「今ある気持ち」です。
やや緊張気味の学生さんたちもステージに上がり、上田さんが東日本大震災をきっかけに被災地を訪れて生まれた、この曲に対する思いを語り、そして、全員の気持ちがこもった合唱が終わりました。
静かに聴き入っていたオーディエンスの皆さんの拍手と歓声は、しばらく鳴り止みませんでした。
終了直後から会場内の「緑の募金」10000の瞳プロジェクト・コーナーには募金の列ができ、お渡ししたCDに、上田さんがお一人おひとり丁寧にサインされました。
「曲の途中で涙が出てきました」とお話しされる方も。
合唱された学生さんたちも感動したようです。
「今ある気持ち」には共感する力があります。
募金のために並ばれた皆さま、ありがとうございました。